自毛植毛の全て!メリット・デメリットから治療費用まで徹底解説

query_builder 2024/04/15 自毛
この記事では自毛植毛の概要からメリット、デメリット、費用、治療方法、効果、術後の注意点、人工との比較、副作用について徹底解説します。自分に合った治療方法を検討する際の参考にしてください。
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自毛植毛とは

まず初めに自毛植毛についての簡単な説明から始めます。

自毛植毛の概要

自毛植毛の概要について解説します。

自毛植毛は、薄毛や抜け毛でお悩みの方々にとって、自分自身の髪を使って髪のボリュームを増やす治療方法です。具体的には、後頭部や側頭部などの豊富な毛髪を持つ部位から毛根を取り出し、薄毛や抜け毛の部分に一本ずつ植え込んでいく手術です。

自毛植毛の手術は、まず髪の生えている部位からドナー部位として毛根を採取します。この採取方法には、従来のFUT法と最近よく行われるFUE法の2つがあります。FUT法では、後頭部から帯状に一定の幅の皮膚を切り取り、その中から毛根を取り出します。一方、FUE法では、特殊な器具を使って一本ずつ毛根を採取します。

取り出した毛根は、受け手部位に植え込まれます。この際には、細かい穴を受け手部位に開けて、毛根を一本ずつ挿入していく手順が行われます。植え込む毛根の本数や角度、密度などは、患者さんの要望や状態に応じて適切に調整されます。

自毛植毛の手術には、一般麻酔や局所麻酔を使用して痛みを抑えながら行われます。手術後は、一時的に赤みや腫れ、痛みなどの症状が現れることがありますが、数日から数週間で落ち着いていきます。完全な毛髪の成長には、手術後数か月から半年程度の時間がかかることが一般的です。

自毛植毛は、自分の髪を使用するため、自然な仕上がりを期待することができます。また、ドナー部位の毛根は再生可能なため、植え込まれた毛は永続的に成長し続けます。ただし、自毛植毛は一部の方にしか適応できず、症例や効果には個人差があります。詳しい情報や自分に合った治療方法については、専門医に相談することをおすすめします。

自毛植毛の対象者

自毛植毛の対象者について説明します。

自毛植毛は、薄毛や抜け毛で悩んでいる方々にとって有効な治療方法ですが、すべての方に適しているわけではありません。対象者は以下のような方々です。

まず、自毛植毛は男性に多く行われる治療方法です。男性型脱毛症による薄毛や抜け毛が気になる方には特に適しています。自分自身の髪を使って毛髪を補充するため、自然なボリュームやヘアラインを取り戻すことができます。

また、女性も自毛植毛の対象者となることがあります。女性の場合、薄毛や抜け毛の原因は男性とは異なることがありますが、頭皮や毛根が健康な状態であれば自毛植毛が有効な治療方法となります。女性の場合は、髪のボリュームを増やすだけでなく、髪の分け目や毛先の補充、眉毛やまつげの植毛にも活用されることがあります。

しかしこのような治療方法は、一部の方にしか適応されません。例えば、全体的な薄毛や頭頂部のボリューム不足が目立つ場合や、以前に手術やけがで頭皮が傷ついた場合、頭皮や毛根の状態が悪い場合には適していないことがあります。また、他の治療法や薬物療法で十分な効果が得られる方には、自毛植毛は必要ない場合もあります。

自毛植毛の対象者であるかどうかは、個々の状態や希望する結果によって変わってきます。専門の医療機関でカウンセリングを受け、自身の状態や治療の可能性を確認することが重要です。医師との十分な相談を通じて、自分に合った治療方法を選ぶことが大切です。

自毛植毛のメリット

ここでは自毛植毛のメリットについて紹介します。

自然な仕上がり

自毛植毛の最大のメリットである自然な仕上がりについて詳しく解説します。

自毛植毛は、自分自身の髪を使用して行うため、非常に自然な仕上がりを期待することができます。他の方法と比較して、植えた髪の質感や色味が本来の髪に近いため、周りからは自然な髪の成長と思われることが多いです。

なぜ自毛植毛が自然な仕上がりを実現できるのでしょうか。

まず、自毛植毛では、自分自身の髪を使用するため、植え込まれた髪の毛もそれぞれの個体差があります。これによって、髪の質感や角度、密度などが自然なバランスで再現されます。人工の毛髪を使用する方法と比較して、見た目や触り心地が本物に近いのです。

また、自毛植毛は、髪の毛を一本ずつ丁寧に植え込む手法が用いられます。これによって、髪の密度や方向を細かく調整することができます。頭髪の自然な流れを再現するため、他の人からは自然なヘアスタイルと認識されるのです。

さらに、自毛植毛は、ドナー部位から採取された毛根をそのまま植えるため、毛髪の成長サイクルや特徴が一致します。このため、植え込んだ毛根は本来の成長サイクルに従って髪が生えていきます。新たに生えた髪の成長速度や生え方も、自然な仕上がりをサポートします。

自然な仕上がりを求める方にとって、自毛植毛は非常に魅力的な選択肢です。ただし、自然な仕上がりを実現するためには、専門の医療機関で高度な技術を持った医師による手術が必要です。事前のカウンセリングや十分な相談を通じて、自分に合った治療方法を選ぶことが重要です。

体への負担が少ない

自毛植毛は、他の方法と比較して体への負担が少ないとされています。その理由について紹介します。

まず、自毛植毛は局所麻酔や一般麻酔を使用して行われるため、手術中は痛みを感じることはほとんどありません。また、術後の痛みも一時的なもので、鎮痛剤の使用や処方されたケア方法に従うことで緩和されます。このため、治療を受ける患者さんの負担を最小限に抑えることができます。

さらに、自毛植毛は患者さんの自身の髪を使用して行われるため、他の治療方法と比較して体への適合性が高いとされています。ドナー部位から採取された毛根は、同じ体内で生まれるため、異物反応や排斥反応が生じるリスクが低いのです。これにより、手術後の合併症や副作用のリスクを最小限に抑えることができます。

さらに、自毛植毛は手術の規模が比較的小さく、傷口や傷跡も目立ちにくいとされています。特に最近では、FUE法と呼ばれる手術方法がよく行われています。この方法では、特殊な器具を使って一本ずつ毛根を採取し、受け手部位に植え込んでいきます。そのため、採取部位や植え込み部位の傷が小さく、目立ちにくいことが特徴です。

体への負担が少ないとされる自毛植毛は、薄毛や抜け毛でお悩みの方々にとって魅力的な治療法です。ただし、自毛植毛も手術であり、リスクや合併症を完全に排除することはできません。治療を受ける前には、医師との相談を重ねることが重要です。医師のアドバイスを受けながら、自分に合った治療方法を選ぶことが大切です。

自毛植毛のデメリット

メリットだけではなく、デメリットも把握することが大切です。

時間と費用

自毛植毛の施術には時間と費用がかかることが事実です。具体的に説明します。

まず、自毛植毛の手術には、一般的に数時間から半日以上の時間がかかる場合があります。手術時間は、患者さんの薄毛の状態や必要な毛根の本数、治療範囲によって異なります。また、手術の途中で休憩を取ることや、手術の部位や薄毛の状態によっては、複数回の手術が必要な場合もあります。自毛植毛は手術のため、患者さんは十分な時間と体力を確保する必要があります。

次に、自毛植毛の費用についてです。自毛植毛の費用は、症例によって異なるため、一概には言えませんが、一般的な価格帯は数十万円から数百万円に及びます。費用は植毛の本数や治療の範囲、手術の複雑さなどによって変動します。また、医療機関や医師によっても費用にばらつきがあります。安いところから高いところまで様々な選択肢がありますが、費用だけでなく、医療技術や施設の設備、医師の経験や実績も考慮して選ぶことが重要です。

自毛植毛は一度の手術で完了するものではなく、薄毛や抜け毛の状態によっては複数回の手術が必要な場合もあります。そのため、費用の面でも事前にしっかりと計画を立てることが必要です。

自毛植毛にかかる時間と費用は、患者さんが治療を検討する際の重要な要素です。手術を受ける前には、医師との十分な相談やカウンセリングを行い、自分に合った治療計画を立てることが大切です。また、医療保険の適用やクリニックでの分割払い制度の有無など、費用面についても確認しておくと良いでしょう。

一時的な脱毛

自毛植毛の術後に一時的な脱毛が起こることがあります。その詳細を説明します。

自毛植毛の手術後、植え込まれた毛根は一時的にショックを受けることがあります。このため、植え込んだ髪の毛が一時的に抜け落ちることがありますが、これは通常の成長サイクルにおける一部の髪の毛の一時的な脱落に過ぎません。実際、手術直後から抜け落ちる髪の毛が見受けられることもありますが、これは正常な現象です。

この一時的な脱毛は「ショックロス」とも呼ばれ、手術後2週間から8週間程度続くことがあります。一部の髪の毛が抜け落ちることで、患者さんは一時的に薄毛や地肌が目立つことがありますが、これは毛根が再生するまでの過程です。ただし、植え込まれた毛根自体は健康であり、再生すると再び髪の成長が始まります。

植毛後に起こる一時的な脱毛については、患者さんは不安を感じることもあるかもしれませんが、自然な現象であり、治療効果に影響を与えることはありません。手術後のケアや指示に従うことが重要です。髪の成長が始まるまでの間、患者さんは時間をかけて毛髪の再生を待つ必要があります。

また、一時的な脱毛以外にも、手術後には一時的な腫れや赤みが見られることがあります。これらも一時的な症状であり、時間とともに落ち着いていきます。医師からの指示に従い、術後のケアをしっかりと行うことで、快適な回復期間を過ごすことができます。

自毛植毛の手術を受ける際には、術後の経過や一時的な脱毛についての情報を医師から十分に説明してもらうことが重要です。また、万が一脱毛が長期間続くなど異常な状態が生じた場合には、すぐに医師に相談することもおすすめです。

自毛植毛の費用

費用も自毛植毛を選ぶ際の重要な要素です。

一般的な価格帯

一般的な自毛植毛の価格帯について解説します。

自毛植毛の費用は、患者さんの薄毛の状態や必要な毛根の本数、治療範囲などによって異なりますが、一般的な価格帯はおおよそ数十万円から数百万円に及びます。

自毛植毛の価格は、植え込む予定の毛髪の本数によって決まることが一般的です。一般的な自毛植毛では、数百本から数千本程度の毛根を移植することが一般的ですが、より多くの毛根を必要とする場合や、広範囲に渡る治療を希望する場合はそのぶん費用が高くなります。

また、自毛植毛の手術には、医療機関や医師によっても費用にばらつきがあります。費用が安いところから高いところまで様々な選択肢がありますが、安価なクリニックで手術を受ける場合は、施設や医師の技術レベルについてよく考慮する必要があります。高価なクリニックで手術を受ける場合は、より高度な技術や設備、医師の経験や実績を期待することができます。

なお、自毛植毛の費用は一度の手術で完了するものではなく、複数回の手術が必要な場合もあります。患者さんごとに異なる状況や希望に合わせて手術計画が立てられますが、複数回の手術が必要な場合は、そのぶん費用も増えることがあります。

自毛植毛を検討する際には、費用だけでなく、医療技術や施設の設備、医師の経験や実績などを考慮することが重要です。自分自身の状況や予算と照らし合わせながら、費用を含めた総合的な判断をすることが大切です。十分な情報収集や医師との相談を通じて、自分に合った治療方法を選ぶことが推奨されます。

価格の違いが生じる理由

自毛植毛の価格には、医療機関や医師によってばらつきが生じる理由があります。

まず、「医療機関の設備や施設の違い」が価格差の一因です。一部のクリニックは最新の医療機器や設備を導入しているため、高品質な治療を提供できる一方で、その分費用も高くなります。医療機関の設備や施設が整っていることは、治療の安全性や効果の高さに直結するため、その分の費用がかかるのです。

また、「医師の経験や技術の違い」も価格の違いの要因です。自毛植毛の手術は高度な技術を必要とし、医師の熟練度や経験が結果に大きく影響します。経験豊富な医師は、複雑な症例にも対応できるため、技術料が高くなることがあります。逆に、経験の浅い医師や技術レベルの低いクリニックでは費用を抑えることができますが、その分リスクや手術結果に不安が残る可能性もあります。

さらに、「提供されるサービスやアフターケアの内容」も価格の違いに影響を与えます。一部のクリニックは、手術前のカウンセリングや診断、手術後のケアやフォローアップまで、包括的なサービスを提供しています。これによって、患者さんは一貫したサポートを受けることができますが、その分費用も高くなることがあります。

最後に、「地域の差」も価格に影響を与える要素です。大都市圏や都心部にあるクリニックは、人件費や家賃などの経費が高いため、費用も相対的に高くなることがあります。一方、地方のクリニックは経費が低くなるため、費用も比較的低く抑えられる傾向があります。

自毛植毛の価格には様々な要素が絡んでいますが、安価なクリニックで手術を受ける場合でも、医師の技術や施設の質には偏りがあることに留意してください。自毛植毛は永続的な結果を求める治療であり、慎重な選択が必要です。治療を検討する際は、費用だけでなく、医師の経験や実績、提供されるサービス、アフターケアの内容を総合的に考慮し、信頼できる医療機関を選ぶことが重要です。

自毛植毛の効果

治療費を投じる以上、その効果が現れるタイミングや期間は気になるところです。

効果が現れるタイミング

効果が現れるタイミングについて説明します。

自毛植毛の手術後、効果が現れるまでには時間がかかります。一般的には、手術後数か月から半年程度が必要です。

手術後の最初の数週間は、植え込まれた毛根が一時的に休止期に入るため、髪の毛が抜け落ちることがあります。これは一時的なショックロスと呼ばれる現象であり、患者さんが心配になるかもしれませんが、再生のための準備期間と捉えるべきです。

約2週間から8週間程度経過すると、再び植え込まれた毛根から新しい髪の毛が生え始めます。最初は細くて薄い髪の毛から始まり、徐々に太く、自然なボリュームとなっていきます。この成長期には個人差があるため、完全な効果が現れるまでには数か月を要することがあります。

効果が現れるタイミングは、個人の毛髪の成長サイクルや再生能力によって異なります。また、人によっても体感するタイミングが異なることがあります。完全な効果が出るまでには時間がかかるかもしれませんが、自毛植毛の最終的な結果は、自然な髪の毛の成長となります。

治療後の経過は定期的なフォローアップの機会で確認されます。医師との相談や指示に従うことで、効果の現れ方や回復の進み具合を確認することができます。治療後のケアやアフターフォローも重要な要素ですので、患者さんは指示に従って適切なケアを行うことが大切です。

自毛植毛の効果を最大限に引き出すためには、時間がかかることを理解し、辛抱強く待つ必要があります。患者さんは治療の目的や期待に合わせて医師とのコミュニケーションをし、治療の経過を共に確認していくことが重要です。

効果の持続期間

自毛植毛の効果の持続期間について説明します。

自毛植毛の効果は、個人の毛髪の成長サイクルや遺伝的な要素によって影響されます。一般的には、自毛植毛による効果は永続的であり、植え込まれた髪の毛は自然に成長し続けます。

毛髪の成長サイクルは、成長期、休止期、抜け期の3つの段階からなります。自毛植毛では健康な毛根を移植するため、植え込まれた毛根は自然な成長サイクルに従って生えることができます。そのため、植え込まれた髪の毛は、定期的に成長・休止・抜けのサイクルを繰り返しながら、長期間にわたって自然なボリュームを保つことができます。

ただし、効果の持続期間は個人差があります。遺伝的な要素や生活習慣、年齢などによって効果の持続期間が変わることがあります。一般的には、自毛植毛の効果は数年から数十年続くことが期待されますが、その後も自然なボリュームや成長が維持されるかどうかは個人の状況によります。

また、自毛植毛の効果を最大限に引き出すためには、正しいケアや生活習慣の維持が重要です。頭皮や毛髪の健康状態を保つためには、適切なシャンプーや頭皮マッサージ、バランスのとれた食事、ストレスの管理などが必要となります。医師からの指示に従い、正しいケアを行うことで、効果の持続期間を延ばすことができます。

自毛植毛による効果の持続期間は個人の状況によって異なるため、定期的なフォローアップや医師との相談が重要です。自分自身の状況や希望に合わせて、定期的なメンテナンスを行うことで、長期間にわたって自然な髪の毛のボリュームを維持することができます。

術後の注意事項

手術後のケアは効果を最大限引き出すために重要です。

生活面での注意点

自毛植毛の手術後には、生活面での注意点があります。以下に詳しく解説します。

まず、手術後の頭皮には一時的な腫れや赤みが現れることがあります。これらの症状は通常数日から数週間で落ち着きますが、初期は敏感な状態であるため、頭皮を優しく扱うことが重要です。頭皮の刺激や摩擦を避け、ヘアケア用品やシャンプーも医師の指示に従って使用してください。

また、手術後は頭部の血行が悪くなることがあります。血流の改善には頭皮マッサージが効果的ですが、手術直後は傷口に対する過度な刺激を避けるため、マッサージは医師の指示に従って行ってください。

さらに、手術後は激しい運動や身体活動を控える必要があります。血圧の上昇や体液の循環が亢進することで、傷口への負担が増すためです。適度な運動やリラックスした状態を保ちつつ、術後の回復期間を過ごしましょう。

注意すべき点としては、手術後の頭皮への紫外線の影響です。手術直後は頭皮がデリケートな状態であり、紫外線による刺激が増えることがあります。外出時は帽子や日傘で頭皮を保護し、必要に応じて日焼け止めを使用してください。

また、術後の掻き毟りや頭皮の強い刺激が髪の毛の成長に悪影響を及ぼすこともありますので、頭を触る際は優しく扱ってください。

生活面での注意点を遵守し、手術後の適切なケアを行うことで、効果の最大化と早期の回復を促すことができます。しかし、個人差があるため、手術前後の指示や制限事項は必ず医師と相談しながら守ってください。医師のアドバイスに従い、安全かつ効果的なリカバリー期間を過ごしましょう。

再手術の可能性

自毛植毛では、一度の手術ですべての問題が解決するわけではありません。一部の方には再手術が必要になることがあります。以下に詳しく説明します。

自毛植毛の手術後、最初に植え込まれた髪の毛は順次成長し、自然なボリュームを取り戻します。しかしながら、完璧な結果を得るためには1回の手術では限界がある場合もあります。薄毛や抜け毛が進行する可能性があるため、効果を維持するためには追加の手術が必要です。

再手術の必要性は個人によって異なります。初回の手術で実施された植毛範囲が限定的であった場合、全体的な髪のボリュームを取り戻すためには追加の手術が必要になることがあります。また、特定の部位に関しては植え込まれた髪の密度が不足している可能性もありますので、再手術によって密度を高めることでより自然な結果を追求することができます。

再手術のタイミングは、個人の状況や希望によって異なります。一般的には、前回の手術から数か月後に再手術を行うことが多いです。一度自毛植毛の手術を受けた方でも、適切なインターバルを設けて追加の手術を行うことで、より満足のいく結果を得ることができる場合があります。

再手術は個々の状況や希望に合わせて行うべきであり、必ずしも必要な選択肢ではありません。そのため、再手術の必要性や範囲については、医師との十分な相談が重要です。医師は患者さんの状態を評価し、最適な手術プランを提案することができます。

自毛植毛は永続的な効果を持つ治療方法ですが、再手術が必要な場合もあることを念頭においておくことが重要です。しっかりと医師との相談をし、個別の状況に合わせた計画を立てることで、より満足のいく結果を得ることができます。

人工毛と自毛の比較

自毛植毛と人工毛の間で迷っている方々に向けて、それぞれの特徴を比較します。

自毛と人工毛の違い

自毛植毛と人工毛の違いについて説明します。

自毛植毛は、自分自身の髪を使用して行われるため、非常に自然な仕上がりを期待することができます。患者さんの自身の髪を採取し、その髪の毛を一本ずつ植え込むことで、自然な見た目と質感を実現します。

一方、人工毛は合成繊維や動物毛を使用して作られた人工的な毛髪です。人工毛は、自然な髪の毛に比べて見た目や質感が異なることがあります。また、人工毛は一般的に自然な成長サイクルを持たず、定期的なメンテナンスや交換が必要です。

自毛植毛では、採取した自分の髪を使用するため、既存の髪との一体感や統一感が生まれます。自分の髪と同じ成長サイクルを持つため、自然な成長と共にボリュームや密度も変化していきます。

また、自毛植毛はドナー部位から取り出した毛根を植え込むため、毛根自体が再生可能です。これにより、植え込んだ髪の毛は永続的に成長し続けます。

一方、人工毛は自分自身の髪ではないため、自然な成長や再生はありません。人工毛は耐久性がありますが、何らかの理由で摩耗や変色することがあります。そのため、一定の期間ごとに人工毛の交換やメンテナンスを行う必要があります。

自毛植毛と人工毛の選択は個人の状況や希望によって異なります。自分の髪を使った自然な仕上がりを望む場合は自毛植毛が、手軽にボリュームアップをしたい場合や一時的な使用を希望する場合は人工毛が適しているかもしれません。医師との相談や適切な情報収集を通じて、自分に合った治療方法を選ぶことが大切です。

どちらを選ぶべきか

自毛植毛と人工毛、どちらを選ぶべきかについては、個々の状況や希望によって異なります。

自毛植毛は、自分自身の髪を使用するため、自然な仕上がりや持続的な結果を求める場合に適しています。自毛植毛は個々の髪の成長サイクルに合わせて髪が成長・変化し、永続的な効果を期待することができます。また、他の人との違和感もなく、自身の髪との一体感が得られる利点もあります。

一方、人工毛は手軽にボリュームアップや髪型の変化を望む場合に適しています。また、一時的な使用や特定のイベントに向けた使用が可能です。人工毛のメンテナンスや交換が必要ですが、比較的手軽にヘアスタイルを変えることができる点が魅力です。

自毛植毛か人工毛かの選択は個人のニーズや目標によって異なります。自然な髪の毛を取り戻したい、自分自身の髪を長期的に維持したい、自身の髪の成長状況に満足している場合は、自毛植毛を選ぶことが適切かもしれません。一方、手軽にボリュームアップをしたい、短期的な変化を望んでいる場合には人工毛が適しているかもしれません。

最終的な選択においては、医師との十分な相談やカウンセリングが重要です。医師は個別の状況や希望に基づいて最適な治療方法を提案してくれます。自分自身のニーズや目標、予算、手間やメンテナンスの負担などを総合的に考慮し、自分に合った選択をすることが重要です。

自毛植毛の副作用

最後に、自毛植毛の可能な副作用について詳細に触れていきます。

一般的な副作用

自毛植毛の一般的な副作用には、以下のようなものがあります。

まず、手術後の腫れや赤みが一時的な副作用として現れることがあります。これらの症状は通常数日から数週間で解消します。

また、手術部位に一時的な痛みやかゆみが現れることもあります。これは手術部位のヒーリングプロセスに関連しており、一時的な症状として治まります。

一部の患者さんでは、植え込まれた毛根を含む一部の髪の毛が一時的に抜け落ちることがあります。これは手術後のショックロスと呼ばれる現象であり、通常数週間から数か月で新しい髪の毛が生えてくることが期待されます。

他の一般的な副作用としては、手術部位の感染や出血、瘢痕(はんこん)の形成などが挙げられますが、これらは比較的まれな副作用です。適切な衛生管理や医師の指示に従うことで、副作用を最小限に抑えることができます。

副作用の発生リスクや程度は個人によって異なります。自己判断せず、医師と十分な相談をしてください。また、手術後の経過を定期的に医師と報告し、適切なケアやフォローアップを受けることも重要です。

副作用への対処法

副作用への対処法には以下のようなものがあります。

まず、手術後の腫れや赤みなどの症状に対しては、処方された薬やアイシング、頭部を安静に保つことなどが有効です。医師の指示に従い、適切なケアを行いましょう。

手術部位の痛みやかゆみには、処方された鎮痛剤や抗ヒスタミン剤、頭皮の清潔な状態を保つことが重要です。適切なケアを行いながら、症状が落ち着くのを待ちましょう。

ショックロスによる抜け毛に対しては、通常は植え込まれた髪の毛が再生しますので、一時的な現象として受け止めることが大切です。頭皮マッサージや適切なシャンプーを行い、再生を促進することもできます。

副作用の発生リスクを最小限に抑えるためには、医師の指示に従うことが重要です。定期的なフォローアップを受け、経過を報告し、適切な治療を受けることで副作用を管理することができます。

副作用が起こった場合や不安がある場合は、すぐに医師に相談しましょう。医師は経験豊富であり、適切なアドバイスや対処法を提供してくれます。お互いのコミュニケーションを大切にし、安全かつ効果的な治療を行いましょう。

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